與平寿司
ホノルルの中心部にもおいしい寿司屋さんはたくさんあると思います。繁盛店で行列ができている店もありますし、雑誌やガイドブックで何度も紹介されている店もあります。そんな中で與平さんに通うようになったのは、居心地の良さからかもしれません。寿司の味はもちろん、店の雰囲気、照明、匂い、音の響き方、他のお客さん達、働いている皆さん、全部が一緒になって、自分にとって落ち着ける居心地のいい場所になっていると思います。店に入ってから会計して出るまで、最低でも2時間半、カウンターに座って食べているわけですから、居心地が悪いとまた来ようとは思いませんよね。
與平さんでは、最初からカウンターに座って寿司を食べたわけではなくて、1人前をテーブルで食べました。他の寿司屋さんでも最初からカウンターで食べることは無いんです。1人前をテーブルで食べてみて、次に来た時は好きなネタを握ってもらうとか、次に来た時はお勧めを聞いてみるとか、そんな過程をこなしながら徐々にカウンターに移っていくようにしています。與平さんで初めて食べた時は寿司の味よりも、料理を運んできてくれたみどりさんにお勧めメニューを聞かされて、「また来よう」と思ってしまったのですけどね。今回、予約の電話を入れた時も偶然みどりさんが出て、予約の日時を話した時点でどうやら声で誰か分かったらしくて「帰ってきたの？」って聞かれました。みどりさんの記憶力が良いのか、こちらが余程印象に残る振る舞いをしているのか、定かではないのですが…
それでも與平さんには頻繁に通ったわけではなくて、常連とはいえない程です。カウンターに座って食べるようになってから3回目くらいからは、どんなネタをどのくらい食べるのかを把握されてしまったので、最初から寿司の話はあまりしなくなってしまいました。近況なんかを話しているうちに、寿司がどんどん出てくると。こちらは出たらすぐにどんどん食べると。そんなスタイルができました。巻物が出てきたので時計を見たら、もう2時間経っていたということがほとんどです。まなぷあ日記を書くようになってから、寿司一つ一つの写真を撮らせてもらってます。迷惑だとは思うんですけどね、嫌な顔をせずに、どんどこどんどこ寿司を握ってもらっていますよ。
今回は、カウンターに座るとすぐに、「また引っ越して戻ってきたって噂でしたよ」ということした。短期滞在で、またすぐに寒いワシントン州に帰りますって答えましたけどね、う～む…なんでハワイに来ることを知っているんだろう。誰かに聞いたっていってたけど、ハワイに行くことを知っている人がそんなにいるとは思えないし、ましてや間違って「引っ越して戻る」って聞いているとは… わははは。
ネタは季節によっても変わるし、その日に入荷した状況もあるので、何を食べてきたか細かくは書きません。そのなかでも鯛がおいしかったです。旬なんでしょうね。この後まぐろ屋さんでも食べることになるモイは、皮をあぶって塩で出してもらいました。これがおいしいんだ。最後は梅干し寒天寄せとマンゴーのデザートでしめました。
◆與平寿司
Yoheisushi
1111 Dillingham Blvd.
Honolulu HI 96817
(808) 841 - 3773
